約 1,172,584 件
https://w.atwiki.jp/thvisionqa/pages/277.html
No.1559 聴耳頭巾 Node 2 / Cost 1 Command - 目標のカードに及ぶ効果 / 装備 【装備】 (自動α)〔あなたの場の「種族:獣」を持つキャラクター全て〕は「戦闘修正:+1/+1」を得る。 (常時)2:目標の〔あなたの場の「種族:獣」を持つキャラクター1枚〕をアクティブ状態にする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。 (-/-) 2014年11月27日 Q.No.1559 聴耳頭巾の効果について、キャラクターAが頭巾で得た起動効果を使用した後、 No.1500ナズーリンなどの効果によって別のキャラクターBへ頭巾を移した場合、 移した先のキャラクターBは頭巾で得た起動効果を使用することができますか? また、使用できるならば、Bへ移した後Aへ移した場合、 キャラクターAは頭巾で得た起動効果を再び使用できますか? A.どちらも可能です。
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2347.html
ガラスの野郎復活してんじゃねーか アレがいる限り荒らし続けるわw
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1315.html
(投稿者:Azif730) 登録タグ:Azif730 ガリア 企業 概要 正式にはガリア侯国 ガリアス国営兵器工廠 ガリア軍の武器・弾薬などの軍需物資を生産する工業施設。 巨大飛行船から航空機、果てはネジの一本まで生産可能なものは全て生産している。 技術開発部では『他国で作れたのならウチでも作れる』をスローガンに設計・試作・試験が日夜行われている。 現在は長距離砲撃用の大型列車砲と20t航空爆弾を開発中らしい。 関連項目 ガリア侯国 ヒルドルヴ ロイヤル・サブリン
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3133.html
ちょっと思いついた アグレッシブ九曜さんのお話です 「コックリさんやろーよ!」 ルッキーニが突然言い出した どうやら、誰かから、この交霊会の事を聞きだして、おもしろそうだと言い始めたのだ 芳佳は止めましょうよというが、皆が乗り気になってしまい、しかも勝手にコックリさんの紙を変えてしまう こうして、始まったコックリさんだが、呼ぶことに成功したものの・・・下らない質問や 本当にコックリさん(幽霊)なのかペリーヌが疑ったため誰も分からない質問をしたしてしまった。 その内容と答えのせいで気まずくなったのだが。 そのことでやけくそになった、ペリーヌはある質問をしてしまう 「あーもう!宮藤さんには霊が憑りついているんですの!?」 「って、ちょっと止めてくださいよ!その怖い質問は」 芳佳が抗議するも、コックリさんは動きだして、YESに止まった 「えええっ~~!」 芳佳が驚きの声を上げてしまう。一同も驚きの目で見てしまう 「誰ですの!? 動かしましたの?」 「わたしじゃ・・・」「ありませんわよ」 「それじゃあ!聞いてみよう!コックリさん、その人は誰ですか?」 コックリさんは動かない 「コックリさん、コックリさん、その人は誰ですか?」 その時、部屋中に大きな音が響く 「っ!この大きな霊力は!?」 自室の中で明日の用意をしていた、九曜は突然大きくなった霊力に驚き、急いで自室から出て、霊力が大きくなった部屋の中へと行く 「何事ですか!?」 バンっと部屋の中に入ってみれば、大きな紙に、少女達が倒れていたり、電気付けていたり、踏んづけていたり、椅子の上に立っていたりと 中々カオスな具合になっていた。 だが、九曜はそれを見向きせず、一直線にある人物に向かう 「芳佳!大丈夫!?」 芳佳はテーブルに手を伸ばしたまま突っ伏していた。九曜は芳佳に近づいて揺さぶる だが、反応は無い 「目を覚ましてちょうだい!芳佳!まだ、教えたい事がたくさんあるから!」 こうして九曜が必死になった御蔭か、芳佳の目が覚めた 「良かった・・・・どこか悪いところは無い?」 だが、芳佳はその質問に答えず、辺りを見回して、九曜を数秒見つめたかと思うと、突然目を濡らしながら泣き出してしまった 「ど・・・どうしたの?やはりどこか悪いの?」 慌てた九曜は芳佳に近づこうとしたその時 「お母さん!!」 そういって、芳佳が抱きついてきた。 「お母さん?」「そりゃ司令はみんなのおっかさんだけど」 「芳佳ちゃんからはお母さんと呼ばないですよねえ」 周りが何かを行っているようだが、九曜は気にしなかった いや、気にする余裕がなかった 九曜は震える声で尋ねる 「も・・・もしや・・・お・・・お前は・・・・○○なの・・?」 外して欲しいと思いながら尋ねた その質問は残念ながら、叶わなかった 「うん、そうだよ!お母さん」 九曜の目の前が真っ暗になった 「へー。お母さんってすごいんだー」 「そうですわ」 あれから1時間、○○は皆に打ち解けて、色々と質問をしていた 様々な国や物事の中に、やはり九曜の事を尋ねてしまった 不老であることや、ネウロイを滅ぼしたなど、知られたくないことを知ってしまった 九曜は、だんだんと顔色を悪くしていった そのことに気付いた○○が尋ねる 「お母さん、具合悪いの?」 「○○・・・・怖くないのかい?私が・・・老いずに長生きして・・・ネウロイを破壊しまくって・・・・」 そして、言いたくないのか声を震わせながら続ける 「・・・お前の・・・・記憶を・・・・消した・・・・最低で・・・最悪の・・・・化け物なんだよ・・・・」 言った もはや、後戻りには出来ない、どれだけ良い事をしようとも人は恐れるものだ。我が子が拒絶するくらいなら、最初から嫌われた方がマシだ それを聞いた○○は、うーんと思いながら言う 「そうかなあ?そりゃ記憶を消したのは怒るけど、何も考え無しに記憶を消したんでしょ?」 「だ・・・だが!それが悪い事かもしれないんだぞ!国を滅ぼす為かもしれないんだぞ!」 「皆から聞いたお母さんの話は、そうじゃないじゃん。みんなの為に働いて・・・守って・・・優しくしてくれるじゃん そんな、お母さんが悪いことをするとは思えないよ」 「でも・・・でも・・・・」 「それとも・・・」 ○○は疼いたかと思うと涙を見せながら 「私の事が・・・嫌いなの?・・・生まれて・・・・欲しくないほどに?」 「そんな事あるものですか!!」 九曜は叫びながら抱きしめる 「お腹を痛めて生んだ我が子が嫌うなんてあるものですか!!ずっと・・・ずっと!愛していたのよ!!」 「お母さん・・・・」 「ごめんね。寂しかったでしょう?置いて行ってごめんね」 「おかーさん!!」 そういって、大泣きする。九曜は優しく頭を撫でる 周りにいた人はみんな貰い泣きをしていた しばらくどれほどたったのか?九曜が耳をピクって動かすと、不機嫌そうにつぶやく 「せっかく我が子との再会なのに、ネウロイが来るとは。ここに来た不幸を味わいなさい」 そういって、窓に出ると、手をかざして魔力を溜めるとビームのように発射した その後、サイレンが鳴るが、すぐに鳴き止み、さっきの警報は誤報であると放送が入った 「・・・司令・・・何をしたのですか?」 「うん?ネウロイを消しただけよ?」 「お母さんすごーい!!」 「すごいでしょう!?もっと他にもできるわよ?」 こうして、微笑ましい親子との会話は、夜明けと共に終わったが、九曜はスッキリとした笑顔だった。 九曜は芳佳に今日一日は、お休みをすると告げて、今日の仕事に取り掛かるのであった おまけ 九曜が放った魔力ビームは力を込めすぎて、ネウロイを消滅させた後に、進路状にあった ガリアのネウロイの巣に直撃し、跡形もなく破壊された こうして、人知れずにガリアが解放されたのであった
https://w.atwiki.jp/yw_3/pages/17.html
(E) ばか頭巾 hp 120 かみつく【105】 未来予知敵の攻撃をよけやすい。 力 30 電流の術【雷105】 妖 87 単体強化【素早さ超アップ】 守 43 強化【妖力超アップ】 早 132 得意:雷 苦手:土 待 2 性格:妖術 or 補助 おおすめの性格SC装備厳選 献身早5無敵&我慢早 hp 守 ◾︎考察 取り付きが強化の妖力超アップなので妖術アタッカーと組ませると良いだろう。また装備枠が2個で無敵と我慢と早い素早さとスキルも相まって壁としても使うことができる。片方の装備を全員氷軽減や果実や黄泉にしてより味方のサポートを行うこともできる。 待機時間が2と短いためチャージパとの相性が非常に良い。 ◾︎対策 妖術アタッカーと組んでいることが多いので妖術軽減ができる壁の妖怪を入れたり、総なめやドケチを入れてそもそも味方を強化できなくすれば良いだろう。
https://w.atwiki.jp/other72world/pages/54.html
種族:??? 年齢:??歳 性別:男 身長:195cm 体重:140kg(鎧含めて) 役職:冒険者、自称『旅人』 イメージCV:平田広明 「次の目的地は……ん、ココにすっか。」 レベル:68 属性:闇 筋力:S 耐久力:A 魔力:? 素早さ:B+ 持久力:B 運:C 戦闘スタイル:剣闘術【アンチェイン】 + 血の魔力 設定 赤いフルプレート(全身鎧)で身を包んだ経歴不明の冒険者。 達観してるような部分はあるが、性格は素直で正義感が強く、物事の本質を見抜く力を持っている。 いつから旅をしているのかはわからないが、冒険者としてのキャリアは長いらしく、 国政事情やサバイバル知識はなかなかに豊富であり、またアウトドア料理が得意。 狩りで得た獲物を各地の商店で換金する事で日銭を稼ぎつつ、世界各地を旅している。 『赤頭巾(レッドフード)』と言う名は本名ではなく通り名であり、 由来は彼の装備している兜が赤い頭巾を被っているように見えるコトから。 当初は他の冒険者が彼をからかう目的で付けた半ば蔑称のようなあだ名だったが、 本人はこの名を気に入っており、後の活躍から『赤頭巾』の名は勇名として知れ渡っている。 自分が『放っておけない』と思う者にはどんな素性が隠されていようと手を差し伸べたり、 自分が信用に足る人物からの頼みは決して「NO」とは言わない程の筋金入りのお人好しであり、 例えそうして痛い目を見てしまっても、『騙された自分が悪い』などで片付ける程。 極めつけは、時々各国の貧民街・貧村に訪れてはそこに住む者に炊き出しを振る舞っており、 ゆえに無所属の冒険者であるにも関わらず、貧民達から『赤頭巾の騎士』と讃えられている。 だがそう讃えられているが為に本職の、特にレオヘイムに所属する騎士達に疎ましく思われている。 +血の魔力 赤頭巾の身体に流れている血は他の生物とは少し色味の違う赤色をしており、そして特殊な性質を秘めている。 その血は一種の魔法薬と同等の性質を持っており、負傷した生物に振り掛ければどんな傷も治し、回復させるコトができる。 また、この血で壁や地面に魔法陣を描くコトであらゆる効果をもたらす簡易魔術を発動できる。 ただし、回復能力に関してはあくまでも外傷に作用するモノであり、内科的な病気の治療や絶命した生物を蘇生させるコトは不可能である。 なお、この血は彼の身体の中で常に生成・増殖されており、あまりに増え続ける故に体のあらゆる所から漏れ出ている状態にある。 ソレを防ぐ為に特殊な全身鎧を身に着けており、有事の際は鎧に穴を開けて血を外に出している。 +ただし… 特殊な性質こそ秘めていれどその血は他の生物同様本来は液体だが、赤頭巾自身の感情が怒りに支配された時、その血は液体から結晶体となって体と鎧を突き破って生えるようになる。 ソレを刃のように振るったり、敵の攻撃を防ぐシールドにしたり、赤いレーザーを発射したりなど、回復・補助が主となっていた性質から大きく変質する。 +鎧について 通名の由縁にもなったまるで赤い頭巾を被っているようなデザインの全身鎧は、実はとあるドワーフが作り出した魔法の鎧である。 それゆえに通常の鎧とは異なる特性を備えており、その最たるモノとして傷やヒビが出来ても鉄の粉をかけるコトで簡単に修復できると言う特性を持っている。 その他にも水に沈まない、ある程度の形状の変形が可能など、秘めている力は様々。 関係者 小ネタ モデルは西洋の童話『赤ずきん』、並びにその主人公の赤ずきんを被った少女である。 だが見ての通りこのキャラは狼に狙われるか弱い少女どころか、 逆に狼を返り討ちにできそうなガタイの良い大男である。 なお、『鎧の中身は実は美女でした』なんて展開は絶対にないと思っていただきたい(笑。 創作者 松々
https://w.atwiki.jp/kurasiki1768/pages/43.html
本名は不明。 登場時期は第一スレの 751より。 活動期間が4レス分と非常に短いうえ、同じタイミングでレオン=アルブレード、 僅かに遅れてユゥイ=アーベント及びレイベルザストがスレ内に加入した為、 加速したインフレについて行けなかったものと思われる。 かと言って魅力が無い訳ではなく、 第一スレ初期の空気のままであれば人気は普通に出ていたであろう。 ツンデレ気質っぽいものが垣間見えたり、林檎売りの少女だったり。 良くも悪くもスレの転換期に翻弄されたキャラハンと言える。 本人の自己申告によると年齢は8歳、 戦闘するタイプではなく飽くまで冒険者。 おばあさん直伝の『バスケットの中の林檎の味や状態』を常に最適に保存する魔法を駆使し、 名無し達に林檎を売る為に『やまからしげみのなかをとおって』やって来た。 大きな黒頭巾と林檎の沢山詰まったバスケットが特徴。 また、『せのび』しても(頭巾のせいもあるだろうが)レオンの腰辺りまでしか見えないらしく、 背丈はかなり低いものと思われる。 バスケットの中には特殊な林檎も有るらしく、 彼女の言によれば『毒林檎』や『一日限定で五歳若返る林檎』 等が有るかもしれないとのこと。 余談だが、彼女は8歳の為幾分舌足らずなのか、 文章が全て『ひらがな』及び『カタカナ』で構成されている。 ……お蛍ちゃん辺りと気が合うかもしれない。
https://w.atwiki.jp/majicaa/pages/1015.html
_____ // __}⌒\ //人_ / ̄ ̄\ハ . ///⌒l| //厂\ /∧ / { {f盃}| { { r盃} {/ ∧ . /// `¨¨| { `¨¨´ ∨ニ{ {__ノ/⌒\} {/ ̄ ̄} }ニ∧ { {人/ / / // ノニ=} {人 \___}__/ /ニニ=} {//\ / / } } /ニニニノ 人 / ∧ r==く⌒\ニニ={ /} ニ} __{ | ∨ニ=} / / -{ __{ | } ∨\ / { -{ { | \ \ /{ ∧ { |二二ニ==イ } ̄`>x ___/ { /∧ -{ |ニ=-ー , \ /´ { -\ / ( / }三≧x /⌒ { ___/} } / \ / ___ノ{ / { ( ( / / / { -{ {_ } } / / / 人 -{ {-〈 _ノ / Executioner's Hood / 処刑人の頭巾 (2) アーティファクト — 装備品(Equipment) 装備しているクリーチャーは威嚇を持つ。(このクリーチャーはアーティファクト・クリーチャーかそれと共通の色を持つクリーチャー以外にはブロックされない。) 装備(2)((2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それにつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4369.html
前ページ次ページこちらガリア王国プチ・トロワ内北花壇警護騎士団屯所 「如何でしょう? ご注文どおりの品に仕上がったと自負しておりますが」 「うむ。悪くないな」 「厚みにして従来の物の三倍、重量に至っては五倍。 更に土のトライアングル・メイジが数人がかりで各種魔法を施しました。 それ故、ミノタウロスの外皮に匹敵する防御力を確立しております」 「上出来だ」 揉み手をしながら痩せぎすの商人に両津が答える。 しかし、その声が出てきたのは広間に飾ってありそうな甲冑の中からだった。 全身を覆い尽くす彼の鎧姿は、何も知らぬ他人が見たならばガーゴイルと見間違えただろう。 常人であれば指一本まともに動かせないであろう鉄塊を纏い、 両津は着心地を確かめるように飛び跳ねて自分の動きを確かめる。 『矢も鉄砲も通さず、魔法にも対抗できるほど頑丈な鎧を作れ。いくら重くなっても構わん』 その冗談とも思えた注文は、顧客にとっては真剣な物だった。 商人は目の前で舞い踊る大鎧を眺めながら、本当にコイツは人間なのかと疑い始めていた。 だが、そんな事はどうでもいい。金さえ払ってくれるなら客は客だ。 相手がオーク鬼だろうが、吸血鬼だろうが、エルフだろうが構わない。 「それで御代の方なんですが……」 「イザベラにツケといてくれ」 あっさりと言い放つ両津に、商人の片眼鏡がズレ落ちる。 しかし、それも一瞬の事。 すぐさま気を取り直して両津に食ってかかった。 この男とて並の商人ではない、王家御用達と認められ、 それ以前からも多くの危険な橋を渡り、一代で財産を築き上げたのだ。 その眼光の鋭さは一端の騎士でさえも真似できない。 商品を売った以上、男は必ず代金を取り立ててきた。 「冗談は休み休み……ヒィ」 肉厚の剣が商人の前髪を数本切り飛ばす。 それも両津が注文した品だった。 刃が欠けようとも鎧を着込んだ相手を重みで両断できる凶器。 それを両津が商人の傍らで振り回したのだ。 決して物の弾みや手が滑ったのではない。 甲冑から僅かに覗いた両津の眼が野獣の如くぎらつく。 剣を手放すと、そのまま商人の襟首を掴み上げて両津は叫ぶ。 「使い魔と主は一心同体。ならワシの借金はイザベラの借金だろうが! 違うか!?」 「は、はい! 誠に仰るとおりです!」 「ワシはイザベラにツケておけといったのだぞ。 それはガリア王国が代金を保障したも同然だろう。 なのに文句があるって事は、近所の売れない蕎麦屋みたいに、 王国が潰れるとでも思っているのか? ああん!?」 「い……いいえ、滅相もない、決してそのような事は……」 「分かれば宜しい」 どさりと男から手を離すと両津は鼻歌交じりに正門へと歩き出す。 それを尻餅をついたまま、商人は唖然とした表情で見送る。 男は初めて知った。自分がどれほど優れた商人であろうと取引できない相手が存在する事を。 その商人の手の中で、行き場を失った領収書が風に吹かれてヒラヒラと揺れていた。 ガリアの首都リュティスから馬で二日、徒歩ならばいつかははかかるほどの距離に、 ゲルマニアと国境を隔てるアルデラ地方と呼ばれる森林地帯が存在する。 “黒い森”とも称されるこの地域では樵を生業とする村が幾つも点在し、 エギンハイム村もその中の一つであった。 そこではまるで新年でも迎えたかのような宴会騒ぎが行なわれていた。 その中心にいるのは無論この男、両津勘吉。 並べられた御馳走を頬張り、水で飲むかのようにワインを流し込む。 豪快なその食いっぷりは剛健で知られる樵達からも感嘆の声が上がるほど。 竜籠で現れた両津が遭遇したのは翼人と呼ばれる種族と村の住人の戦闘だった。 もっとも、それは戦いとは呼べないぐらい稚拙で一方的なもの。 先住魔法を駆使する翼人に、平民に毛が生えた程度の腕自慢など相手にさえならない。 突然舞い降りてきた不審者に、翼人達の攻撃が降り注ぐ。 だが、荒々しい風も刃と化した歯も彼を傷つける事は叶わず、 拘束しようと伸ばした枝さえも容易く切り払われる。 勝ち目がないと悟った翼人達は、リーダーらしき少女に率いられて退却していった。 それが村側が初めて翼人達に勝利した瞬間だった。 「前祝だ! ジャンジャンやれ!」 剛毅な両津の言葉に、村の男衆も掛け声を上げて一斉に酒を呷る。 自分の歓迎の席でありながらも、他人に酒を勧める態度は大物と言ってもいい。 さすがは騎士様だ、翼人程度なんて何とも思っちゃいないのかと安堵の声が出始める。 しかし宴も酣。酔った男が両津に魔法を見せてくれとせがんだ瞬間、場の空気は一変した。 「ワシは魔法なんか使えんぞ」 「は? だって騎士様でしょう?」 「騎士だがワシはメイジじゃない。だから魔法は使えん」 両津の返答に呆然と立ち尽くす村の人々。 その直後、轟音と共に木製のテーブルが叩き割られた。 零れ落ちた料理が次々と床を汚していく。 叩き付けられたのは巌のような二の腕。 見上げれば屈強な男達の中でも一回りは大きい体躯の持ち主が、 両津の顔を忌々しげに見下ろしていた。 「騎士なのに魔法が使えないだと!? だったら役立たずじゃねえか! ふざけやがって! この村から叩き出してやる!」 「よせサム!」 仲間の制止を振り切り、鎧を脱いだ両津の襟首を男が掴み上げる。 体つきでいえば両津よりも男の体躯が勝っている。 あの鎧さえあれば自分達でも翼人達に勝てると踏んだのだろう。 だが、両津の強さとはそんな武器に頼ったものではない。 男の親指の付け根に両津は指を押し込む。 ツボを突かれた男が苦悶に顔を歪めた瞬間、手首を捻り上げて抑えつける。 逮捕術の初歩の初歩のような技だが、この世界では未知も同然。 男は自分が何をされたか分からぬまま床に縫い止められた。 鈍い音が鳴り響き、サムは絶叫を上げてその場に悶絶した。 だが、両津がその程度で相手を許す筈がない。 倒れたサムの襟首を掴むと先程の彼と同じ様に引きずり上げる。 「魔法が使えなかったら役立たずだと? ならテメエ等はどうなんだ!? 魔法なんぞあったら便利な道具に過ぎねえ。人間の最大の武器はここだ!」 片手でサムを持ち上げたまま、両津は自分の頭を指差す。 翼人達を鳥と侮辱していながら、村人達はそれ以下の頭脳しか持ち合わせてない。 相手が魔法を使えようが空を飛べようが戦い方次第では簡単に覆せる。 既に両津の頭の中では、既に翼人達を倒す方法が編み上げられていた。 戦いの後、竜籠に手紙を渡して着々とその準備を行なわせている。 「疲れた。ワシはもう寝る」 村長の屋敷がシンと静まり返り、バツが悪そうになった両津がサムを放り捨てる。 まるで興醒めしたと言わんばかりに、背を見せて手をヒラヒラさせながら両津は寝所へと向かった。 誰もが何も言えず、何も出来ずに狼狽たえる中、サムの弟ヨシアだけが彼の後を追う。 「騎士様」 コンコンと心持強めに扉がノックされる。 まだ部屋に入ったばかりで寝てはいないだろう。 ヨシアは両津に“翼人に危害を加えるのを止めて欲しい”と訴えに来たのだ。 村一番の力自慢である兄を捻じ伏せ、あまつさえその風貌は凶暴そのもの。 もし下手に逆らえば腕の一本や二本では済まないだろう。 だが彼は決意していた。たとえ酷い目に合わされようとも聞き遂げてもらおうと。 それに、もしかしたら外見に似合わず温情を持った人物かもしれない。 だが、彼の脳裏に浮かぶのは倒れた兄を引き摺り起こして怒鳴りつける騎士の姿。 機嫌を損ねれば殺されてもおかしくはない。 それでも彼は……誰よりも自分よりもアイーシャの事を案じていた。 室内から嵐にも似た音が轟く。 返答の代わりに返ってきたのは両津の豪快ないびきと歯軋りだった。 震えを堪えて決心したのにヨシアの意気込みは空振りに終わる。 失意の内に彼はとぼとぼと怪我した兄の下へと引き返していった。 一方、その頃。エギンハイム村を目指し進軍する武装した兵士の一団があった。 彼等のリーダーと思しき人物の手には書き殴られたかのような文字で書かれた一通の手紙。 それは森の中で両津が認めた首都リュティス宛ての手紙だった。 村人、翼人、森を巡って争うそのどちらもまだ気付いていなかった。 翼人の脅威が去った村を両津がどうするつもりでいるのか、その算段に…。 前ページ次ページこちらガリア王国プチ・トロワ内北花壇警護騎士団屯所
https://w.atwiki.jp/capricious-latale/pages/26.html
名前 *x赤頭巾x* 職業 シールダー 生産 錬金 一言 弱いけどよろしくですw